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Intel NUC（第11世代）にESXi 7.0U2a をインストールしてみる（①インストールUSB作成）

VMware

Intel NUC（第11世代）にESXi 7.0U2a をインストールしてみます。


参考：
tekunabe.hatenablog.jp
zenn.dev

www.slideshare.net

使用機器

  • ホスト：インテル NUC 第 11 世代 Core プロセッサー・ファミリー搭載 NUC キット NUC11PAHi3
  • メモリ：Crucial 64GB Kit (32GBx2) DDR4 3200 SODIMM
  • SSD：Samsung 980 1TB
  • 電源コード：BUFFALO 電源ケーブルDELL/HP用3ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)20cm BSACC0802BKA

Intel NUCの組み立て

uEFI設定から、ESXiでは利用できないデバイスを無効にしておくとよいです。
※26ページ参照

www.slideshare.net
※uEFIは、IntelNUC起動時にF2キーを連打します。
f:id:tksfj17:20220321083653j:plain
f:id:tksfj17:20220321083712j:plain

ESXiのカスタムイメージを作る

「PowerCLIに含まれるImageBuilderを使う」方法で作ります。

ESXi 7.0のオフラインバンドルをダウンロード

※メールアドレスによるユーザー登録とログインが必要です。
customerconnect.vmware.com
VMware vSphere Hypervisor (ESXi) Offline Bundle
　[Mware-ESXi-7.0U2a-17867351-depot.zip]をダウンロードしました。
f:id:tksfj17:20220321084340j:plain

※以下、ダウンロードしたファイルは C:\temp\ESXi フォルダに保存します。

また「ライセンス情報」もあわせて控えておきます。
f:id:tksfj17:20220321084410j:plain

ESXi用NICドライバーをダウンロード

「Community Networking Driver for ESXi」から
[Net-Community-Driver_1.2.7.0-1vmw.700.1.0.15843807_19480755.zip]をダウンロードしました。
flings.vmware.com
f:id:tksfj17:20220321084647j:plain

※「Community Networking Driver for ESXi　Fling」についての記事はこちら
williamlam.com

インストールイメージの作成

PowerCLIのインストール

管理者権限でPowerShellを開き、以下のコマンドを実行。

PS C:\Windows\system32> Install-Module -Name VMware.PowerCLI -Scope CurrentUser

続行するには NuGet プロバイダーが必要です
PowerShellGet で NuGet ベースのリポジトリを操作するには、'2.8.5.201' 以降のバージョンの NuGet
プロバイダーが必要です。NuGet プロバイダーは 'C:\Program Files\PackageManagement\ProviderAssemblies' または
'C:\Users\****\AppData\Local\PackageManagement\ProviderAssemblies' に配置する必要があります。'Install-PackageProvider

    

  • Name NuGet -MinimumVersion 2.8.5.201 -Force' を実行して NuGet プロバイダーをインストールすることもできます。今すぐ
    • 

PowerShellGet で NuGet プロバイダーをインストールしてインポートしますか?
[Y] はい(Y)  [N] いいえ(N)  [S] 中断(S)  [?] ヘルプ (既定値は "Y"): Y

信頼されていないリポジトリ
信頼されていないリポジトリからモジュールをインストールしようとしています。このリポジトリを信頼する場合は、Set-PSReposit
ory コマンドレットを実行して、リポジトリの InstallationPolicy の値を変更してください。'PSGallery'
からモジュールをインストールしますか?
[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)  [?] ヘルプ (既定値は "N"): Y

Installing package 'VMware.PowerCLI'
Installing dependent package 'VMware.VimAutomation.Core'[ooooo]
Installing package 'VMware.VimAutomation.Core' []

※PowerCLIインストール時に権限を許可する必要があるなど、エラーが出ることがあるようです。

オフラインバンドルとNICドライバーをダウンロードしたフォルダに CD コマンドで移動します。
PS C:\Windows\system32> cd C:\temp\ESXi
ESXi インストールイメージのインポート
PS C:\temp\ESXi> Add-EsxSoftwareDepot .\VMware-ESXi-7.0U2a-17867351-depot.zip
NICドライバの取り込み
PS C:\temp\ESXi> Add-EsxSoftwareDepot .\Net-Community-Driver_1.2.7.0-1vmw.700.1.0.15843807_19480755.zip
Get-EsxImageProfile を実行してプロファイル名の一覧を表示。控えておきます。
PS C:\temp\ESXi> Get-EsxImageProfile

 Name                           Vendor          Last Modified   Acceptance Level
 ----                           ------          -------------   ----------------
 ESXi-7.0U2a-17867351-no-tools  VMware, Inc.    2021/04/09 5... PartnerSupported
 ESXi-7.0U2a-17867351-standard  VMware, Inc.    2021/04/29 0... PartnerSupported

今回はESXi-7.0U2a-17867351-standard　のほうを使います。

元のプロファイル名と、新規作成するプロファイル名、ドライバーのVibを定義しておきます。
PS C:\temp\ESXi> $esxiImageProfileName = "ESXi-7.0U2a-17867351-standard"
PS C:\temp\ESXi> $newImageProfileName = "ESXi-7.0U2a-IntelNUC11"
PS C:\temp\ESXi> $IntelNUCVib = Get-EsxSoftwarePackage | where {$_.name -eq "Net-Community" -and  $_.version -eq "1.2.7.0-1vmw.700.1.0.15843807"}
※$_.version のところは、NICドライバーのバージョン番号を記載
元のイメージをクローンしたイメージプロファイルを作成
PS C:\temp\ESXi> New-EsxImageProfile -CloneProfile $esxiImageProfileName -Name $newImageProfileName -Vendor vGhetto
※-Vendor の vGhetto はお好みの文字列でよさそうです。
ドライバーをイメージプロファイルに取り込む
PS C:\temp\ESXi> Add-EsxSoftwarePackage -ImageProfile $newImageProfileName -SoftwarePackage $IntelNUCVib
ISOイメージのエクスポート
PS C:\temp\ESXi> Export-EsxImageProfile -ImageProfile $newImageProfileName -ExportToIso -FilePath "ESXi-7.0U2a-IntelNUC.iso"

フォルダに「ESXi-7.0U2a-IntelNUC.iso」が作成されています。

USBメモリに書き出すため、ツール「Rufus」をダウンロードしてインストールします。

rufus.ie
f:id:tksfj17:20220321093305j:plain

ESXiインストールパーティションサイズを最小設定にする。

デフォルトだとESXiシステムパーティション領域に128GB程度確保されてしまうので、これを33GBの最小設定にします。
※37ページ参照

www.slideshare.net
kb.vmware.com
kwmtlog.blogspot.com

作成したUSBメモリをPCにセットし、
USB:\boot.cfgをメモ帳などで開きます。

kernelopt=runweasel cdromBoot
に、systemMediaSize=min を追記して保存します。

kernelopt=runweasel cdromBoot systemMediaSize=min
USB:\efi\boot\boot.cfg も同様に追記します。

kernelopt=runweasel cdromBoot
に、systemMediaSize=min を追記して保存します。

kernelopt=runweasel cdromBoot systemMediaSize=min

※boot.cfgへの設定前。「仮想フラッシュ」が119.75GBキャパシティ
f:id:tksfj17:20220321093812j:plain

※boot.cfgへの設定後。「仮想フラッシュ」が23.75GBキャパシティ
f:id:tksfj17:20220321093833j:plain

USBメモリにESXiインストールイメージが作成されたので、USBメモリをNUCに接続して電源を入れます。

お疲れさまでした。
＜USBメモリからNUCにESXiをインストール作業に続く＞
tksfj17.hatenablog.com